5/27,5/28 坂

警察署に行って免許証の住所変更をした。
警察署内は未だ昭和の雰囲気が漂っていて、紐でつる下げられた交通課の窓口に行ったら、事務員さんが手続きを丁寧に教えてくれた。
この事務員さんも警察官なんだろうか。

何とかかんとか係長!みたいな正式名称で呼んでいたのが印象深い。係長一人とってもたくさんいるからなのか、それとも、その角ばった礼儀みたいなものが未だにあるのか。どちらでもいいけど、聞いた部下の側の人間が、了解しました。って言っていた。

それはいつか昔、上か下に了承の意を伝える意味と学んだ気がするが、まぁ良いんだと思った。

あの子窃盗犯?いや住所変更かみたいな言葉が署内で聞こえた気がする。

早朝の営業開始時間に来てる人間は窃盗犯が多いのかな?いや、そもそもこの地域は窃盗犯が多いのかな。

それはそうと手続きは思ったより早く済んだ。良かった。

帰りの坂があまりにもきついかった。

全力で踏んでも進まないところもあれば、歩いた方が早いところもあった。

これはちょっと車社会のなのは楽だからとかじゃなく、外に行くのが不可能だからだと体感した。

もう汗がすごい。
服全部が皮膚につくのに、空は曇天で湿度が高く、マスクもしているのだから、もう驚くことしかできない。もうこれは帰るのでさえ物凄いタスクだなと感じた。
警察署から家は3kmに過ぎないけどそれは上から見たときの距離であって、三平方の定理じゃないけれど、直角三角形を上から見たとき、実際の斜辺は上からの距離より長くて、なんて考えながら、苦しみとそれがもう体感として感じられる。昔は7㎞の高校までの通学距離を何とも思わなくなってはいたけど、それでも途中の橋が苦しくて苦しくて仕方なかった。それがずっと続く、いや、それよりももっと勾配がある坂がず~っと続くものだから、もう凄い。凄いとしか言えない。

3㎞の勾配のある坂は6㎞の平坦な道より苦しいんだと体感で理解した。

帰宅して、次の講義まで30分だった。すぐシャワーを浴びて、大学のサイトを確認したら、リモートに移行するために今日は休講とされていた。